【トイレ研究家監修】清潔なトイレのポイントは「尿はね」対策？おすすめグッズを紹介

家の中でもっとも汚れやすく、清潔さを保つためにこまめな掃除が必要なのがトイレです。特に洋式トイレにおける男性の立ちスタイルからの「尿はね」は、キレイなトイレ環境を目指すうえでは由々しき問題と言えるでしょう。なぜなら尿はねの飛散は、想像以上にトイレの汚れに直結しているからです。今回は尿はねの検証結果や一般の方々の声を紹介します。また、清潔なトイレを実現するうえでぜひおすすめしたい便利グッズにも触れていきます。

1．衝撃！
驚くべき尿はねの実態

家庭の便座やその周辺の汚れや悪臭において、男性の立ちスタイルからの尿はねが一因となることはよく知られています。しかし、実際にどれくらい尿はねが起こっているのかをご存知でしょうか？

株式会社ライオン（以下「ライオン」）が2015年に行った「トイレの実態に関する意識調査」によれば、成人男性が立ちスタイルで用を足すと1日に約2,300滴の尿が床に飛び散るという衝撃的なデータが公表されています。また、ライオンがNHK「ためしてガッテン」と共同で行った調査では、成人男性が立ちスタイルで便器の4ケ所（奥、中央、サイド、手前）を狙って尿を飛ばし、それぞれの場所に飛んだ尿がトイレの床に何滴はねたか確認する実験を行っています。
その結果は以下の通りです。

上記の通り、実は奥狙いがダントツの尿はねを記録しています。なんと他の場所の20倍～27倍となる7,550滴もの尿はねがありました。他の場所も小用1回あたり約300～400滴尿はねしています。また、尿はねは床だけでなく壁や便器にもおよびます。こちらのデータはあくまで男性一人につきになるので、家族に男性が複数いる家庭ではさらに多くの尿がトイレ内の至るところに飛び散っていることが考えられるのです。

 

これだけ多くの尿がトイレ内に飛び散れば、汚れるのはもちろん、菌の繁殖も考えられるでしょう。また、床などに飛び散った尿に雑菌が混じって非常にイヤなニオイも発生しやすくなります。その結果、健康に悪影響をおよぼす恐れもあるため、早急な尿はね対策が必要です。

2．「立ち」より「座り」？
男性のトイレ事情

近年はこれまで立って小用を済ませていた男性も、尿はねの実態を意識し始めているようです。尿はね対策として、ご家庭でも洋式トイレに座って用を足す男性の数が増加傾向にあります。着座して用を足す方は、トイレの汚れに対してどんな意識を持っているのでしょうか。前述した「トイレの実態に関する意識調査」の結果をもとに言及します。

20～60代の男性500人を対象にアンケートを施した結果、トイレに着座して用を足すかどうかの質問に対して全体の半数を超える59.9％の人が「着座スタイルで用を足す」と回答。そのうち、約8割が着座スタイルで用を足す理由として「トイレの床が汚れるから」と答えています。

多くの男性がトイレの尿はね対策に積極的に取り組んでいることが伺えますが、既婚者の約5分の1は「妻に促されたから」という消極的な理由から着座スタイルにしているようです。理由はさまざまではありますが、床への尿はねが防げれば、そこから発生するイヤなニオイや菌の繁殖を未然に防げるので、少々不便に感じても習慣化することをおすすめします。

3．トイレの尿はね対策を実現する便利グッズ

男性でも着座で用を足せば、床への尿はねを最小限に留められますが、便座の裏などに尿はねし、そこからイヤなニオイが発生する可能性もあります。また、尿が飛散している状態は、密室のトイレに菌が飛散していることを意味します。そのため、「うちは男性も座って用を済ませているから大丈夫」と油断することなく、お掃除や除菌、そして事前の尿はね対策に徹することが重要です。

特に尿はねが起きてしまった場合は、すぐに汚れをふき取ることを心がけましょう。「使い捨てトイレ掃除シート」や「トイレ掃除用洗剤」「使い捨てトイレブラシ」などを使うと便利ですが、除菌作用がある製品なら同時に菌対策にもなります。また、尿はね策にもなる便利グッズもおすすめです。

上記で挙げたお掃除グッズや尿はね防止グッズを使って、トイレを常に清潔に保ちましょう

4.オカおすすめ！
トイレの尿はね対策グッズ3選

オカ株式会社では、トイレの尿はね対策グッズとして、3点のアイテムを特におすすめしています。ご自宅で「使い捨て便座シート」「洗えるトイレスリッパ」「除菌スプレー」の導入をご検討中の場合は、ぜひ下記で紹介するアイテムをお求めください。

これらの対策グッズを取り入れ、トイレの尿はねやそれに伴うトイレ内の汚れを未然に防いだり、上手く対策したりすることが大切です。トイレ内のイヤなニオイや菌の増殖を防ぐうえで重要なのは、日頃からの清掃意識だと言えます。